ホーム |
ガスタイナーハイルシュトレン ラドン治療坑道(オーストリア・ザルツブルグ州)
|
|
ガスタイナーハイルシュトレン ラドン治療坑道(オーストリア・ザルツブルグ州) |
|
バドガスタインの街から、15分ほどタクシーで南下したところにガスタイナー・ハイルシュトレン ラドン治療坑道があります。 バドガシュタインからハイルシュトーレンまでタクシー15ユーロ~18ユーロ。 バドガシュタインに宿泊して、ハイルシュトーレンまで通う21日間の湯治をするなら、ザルツブルグでレンターカーを借りてしまうほうが、安いし、湯治中に他の観光地を廻ることもできます。 ガスタイナー・ハイルシュトレン ラドン治療坑道は標高1280mにあり、日本で同高度の温泉は、十勝岳温泉の凌雲閣に相当します。 草津温泉の湯畑が1152mですから、ガスタイナー・ハイルシュトレン ラドン治療坑道より128mほど低い位置づけです。 標高のイメージをして頂けましたでしょうか。 今回は、3日間、バドガシュタインのホテルに滞在し、ガスタイナー・ハイルシュトレン ラドン治療坑道に2日間連続で、毎日1回ラドン治療坑道を体験しました。 私の信条、「日本国内で岩盤浴するなら玉川温泉、温泉気分なら、冬は三朝温泉、夏は増富ラジウム温泉、いざとなったらオーストリアのハイルシュトレン。」 |
前列に4台の車が並んでいます。 その奥がガスタイナーハイルシュトレン ラドン治療坑道の建屋の入り口 |
よくここからラドン坑道へ行くトロッコ列車が出てくる写真がありますが、 実際は、上部が天窓で、トロッコ列車は下の門からメンテナンスのときのみ外へ出ます。 |
ガスタイナーハイルシュトレンの前の山々 目の前のヨーロッパアルプス 感慨深い。 |
■ガスタイナーハイルシュトレン ラドン治療坑道 体験 |
そもそも、ハイルシュトレン ラドン治療坑道は、ナチスが金鉱山として開発しようとした坑道ですが、坑道に入って作業させた捕虜が、なぜか元気になる? 元気になる原因を追究していくと、坑道の底から噴出しているラドンガスであると判明しました。 坑内には、湿気と地熱による温熱と相まって、高濃度のラドンガスが坑道内に溜まっています。 ラドンガスの作用については、インスブルック大学で研究されて解明されていますが、湿気と地熱による温熱の効果については、解明中とのことです。 私の場合は、2日続けてハイルシュトレン ラドン坑道に入りましたが、通常は、隔日にしか坑道ラドン浴ができない規則だそうで、体験入浴も連続2日までと制限されています。 では、患者さんは隔日の空いた1日間は、ラドン浴をしないのか? その間隙は、バドガスタイン(1002m)にあるヘルセンテルメやスチームバスへ、また、バドフォフガシュタイン(860m)にあるアルペンテルメでラドン浴施設に通うのが一般的なようです。 バドフォフシュタインにあるアルペンテルメは、館内には入りましたが、実際に利用していないので判りません。 しかし、趣旨は、ヘルセンテルメと同じです。 ラドン坑道に入坑するのも、勝手に入ることはできません。 入坑を許可するか、どのステーションでラドン浴をするかの判断は、入坑前のメディカルチェックを受けてガスタイナー・ハイルシュトレンの専門医が判断します。 その指示に従わなければ入坑を認められません。 |
| STATIONⅠ+Ⅰa 海抜 1888m 温度 37~39℃ 湿度 75~80% | STATIONⅡ 海抜 2088m 温度 40.5℃ 湿度 85% | STATIONⅢ 海抜 2183m 温度 41℃ 湿度 95% | STATIONⅣ 海抜 2238m 温度 41.5℃ 湿度 100% | |
出典:ガスタイナーハイルシュトレン社 |
「ステーション」とは、ハイルシュトレン ラドン治療坑道内に、STATIONⅠからSTATIONⅣまでの4箇所のラドン浴ステーションがあり、右のように、それぞれのステーションによって、温度、湿度とも異なります。 医師に指示された場所で、約40分間ラドン浴を行い、往復20分のトロッコ移動を伴いますので、1回の入浴時間は約60分程度です。 ステーションは正確には5箇所あり、ステーションⅠaというのがあります。 さて、初体験 ラドン坑道へ。 |
|
|
|
|
|