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●「セラミックボールの液性」のグラフについて |
セラミックボールを水(お湯)に入れた時に、水が中性のまま、酸性に傾く、アルカリ性に傾くかを簡単なイメージグラフとして表示いたしました。 液性は、リトマス試験紙や専用試薬、pH計などで色の変化で酸性かアルカリ性を見ます。 本来は、液性は、1から14までの数値で表現いたします。 0から6.99までが酸性域、7.0が中性域、7.01から14までがアルカリ性域となります。 単位はpHで、ドイツ語読みで"ペーハー"と読みます。 最近の学校では"ピーエイチ"と英語読みに代わっているそうです。 私は若者ぶって無理やり"ピーエイチ"とします。 無意識に"ペーハー"と口から出ますが・・・。 よく「酸性は酸化」と混同されたご質問を頂きますが、「酸性」は液性の話で、「酸化」は酸化還元反応の話ですので、まったく別の話です。 温泉で酸性泉もアルカリ性泉も、酸化系の温泉水もあれば、還元系の温泉水も存在します。 pHについて、もっともシビアな管理が求められるのが、観賞魚の水槽のpH管理ですが、弊社は観賞魚について現在は知識不足で、満足のいく対応ができておりません。 大切なペットの生死に拘わる問題ですので、自己責任でご使用いただければ幸甚でございます。 |
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温泉で言えば、玉川温泉(pH1.2/秋田県[*1])、草津温泉 湯畑泉源(pH2.0/群馬県[*2])、塚原温泉 火口ノ泉(pH1.4/大分県[*3])、ぬる湯温泉(pH2.9/福島県[*4])などの温泉は酸性泉と呼ばれ、この領域の液性を示します。 こんなpH値で皮膚が無事で、五体満足に浴槽から出て来れるのですから、人間の体は丈夫と言わざるおえない。 玉川温泉や草津温泉では、余りに酸性度が高いので、そのまま源泉を廃湯すると自然環境の破壊に繋がるので石灰で中和処理をして川へ廃湯しています。 ならば、自宅のお風呂をアルカリ性にするには石灰を浴槽に入れれば良いのだ!! そう考えるのが自然ですが、駅弁などで紐を引っ張ると容器が発熱して弁当全体が温まるものがあります。 仕組みは石灰と水が分離してあり、紐を引くと石灰と水が混ざる仕掛けで発熱します。 いや沸騰します。 自宅のお風呂で石灰を使うと大火傷の元ですから、お止めになることをお勧めします。 |
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日本の温泉でいちばん多い液性で、高齢者の方や肌の弱い方など、万民向けの液性。 温泉の泉質名と液性は関係がありません。 単純温泉でもアルカリ性温泉もあれば、酸性泉もあります。 要は人から強制されるものではなく、自分の気に入った液性の温泉を選ぶのが一番です。 また、温泉の話となりました。 話を戻します・・・。 |
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アルカリ性の温泉は、美人の湯と呼ばれている温泉が多いです。 湯船に入ると、ヌルヌルとした湯質で、湯上りは、肌がしっとりとする場合が多い温泉です。 たとえば、飯山温泉(pH11.3/神奈川県[*5])、神通温泉(pH10.5/和歌山県[*6])、母畑温泉(pH9.97/福島県[*7])などが該当いたします。 |
pHは、水温や気温によって、数字が変化いたします。 商品ページに掲載している数値は、ご参考まで としてください。 たとえば、弊社で使用しているpH計の校正用の25℃でpH6.864の標準剤の場合、ボトルの左右に温度とpH値を表示しています。 |
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●参考出典 |
*1 玉川温泉フロント設置の「玉川温泉のご案内」チラシ 2004/10 *2 草津温泉 田嶋屋旅館 脱衣所掲示「温泉分析書」 2008/11 *3 塚原温泉 火口ノ泉 共同浴場受付「温泉分析書」 2012/07 *4 微温湯温泉 旅館二階堂 浴室掲示「温泉分析表」 2012/05 *5 飯山温泉 HP掲載「温泉分析表」 2014/03 *6 神通温泉 フロントの上に掲載「温泉分析表」 2013/02 *7 母畑温泉 源苑 廊下に掲載「温泉分析表」 2012/05 |
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●各セラミックボール イメージグラフの意味 |
実際の液性の説明は上記説明のとおりですが、お客様のセラミックボールのご使用環境、接水時間、使用方法、使用目的が全く違いますので、ここでは、弊社セラミックボールに関しての相対的なイメージで、実際のpHの数値とは一致していません。 |
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●セラミックボールの液性が強酸性 |
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このグラフのような液性を示すセラミックボールはございません。(他社製品ではあるかもしれません。) |
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●セラミックボールの液性が中性 |
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水やお湯に対する液性に全く影響を与えないセラミックボール。 たとえば、遠赤外線セラミックボールなどは、酸性の溶液に入れれば酸性のまま、アルカリ性の溶液に入れればアルカリ性のままです。 |
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●セラミックボールの液性が中性に傾く |
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液性を中性へ中性へと引っ張ろうとする振る舞いをするセラミックボール。 代表的なのが、医王石セラミックボールで、実に不思議な性質です。 見方を変えれば、液性をアルカリ性へ傾けようと最初から設計されているカルシウムセラミックボールやマグネシウムセラミックボールと医王石セラミックボールをいっしょに使うと、一方は中性に引っ張ろうとし、一方はアルカリ性に引っ張ろうとします。 相性の悪い組み合わせになります。 |
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●セラミックボールの液性がややアルカリ性に傾く |
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液性と言われて、どちらかというとアルカリ性へ傾く傾向があるセラミックボール。 と言っても、本当に僅かな傾きで、中性域とアルカリ域を入ったり来たりと非常に頼りない傾き方。 液性は中性と分類しても差し支えないセラミックボール。 |
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●セラミックボールの液性がアルカリ性に傾く |
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水をアルカリ性にする目的で作られたセラミックボール。 カルシウムセラミックボールとマグネシウムセラミックボールが該当いたしますが、アルカリ度数を上げるには、対象水の容量とセラミックボールの量の割合と接水時間に比例します。 |
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●セラミックボールの液性が強アルカリ性に傾く |
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カルシウムセラミックボールとマグネシウムセラミックボールで、ここまでアルカリ性度数を上げるには相当の時間が必要です。 一例として商品ページに実験結果を載せていますが、使用環境によりアルカリ性度数が変化しますので、あくまで参考情報として閲覧いただきましたら幸甚でごさいます。 |
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長々とお読みいただきありがとうごさいました。 |
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